Winery ワイナリー
創業90年の老舗ワイナリー
飛鳥ワインは、ぶどう農家である仲村義雄が1934年に創設したワイナリーです。
私達は、醸造家ではありますが、
ぶどう農家であるという意識を強く持っています。
ワイン業界には、「美味しいワインは美味しいぶどうから」、
「ぶどう以上のワインはできない」といった格言があり、
我々の哲学でもあります。
この土地でワインづくりを続ける理由
しかしながら、大阪のぶどう畑は、まとまった土地がなく、
傾斜があるため重機が入れず、多大な労力を必要とします。
そのため、耕作放棄地も増えていますが、私達はその土地を借り受け、
5haという大きな面積を少ない人数で管理しています。
苦労もありながら歩みを続ける理由として、大阪は豊富な日照時間と安定した気候、水捌けの良い土壌があり、私達はこの地で良いぶどう、良いワインが出来ることを確信しています。
ぶどうの苗からワインまで自社で一貫した生産
ワイン業界には、その土地の自然気候を表現したテロワールという言葉があり、我々は大阪のテロワールを表現したワインをつくりたいと考えていることから、ぶどうの苗からワインの製造までを自社で一貫して行なっています。
循環型農業でぶどうを生産
自然環境をぶどうにダイレクトに反映させるため、出来る限り農薬や除草剤に頼らない農法を行なっています。
畑やワイナリーから出る、ぶどうのじくや絞りカス、剪定枝を発酵させて畑に戻す循環型農業にも取組み、この土地の自然環境を維持しています。
ぶどう本来のポテンシャルを発揮することを目指して
醸造では、ぶどう本来のポテンシャルを発揮できることを第一に考え、無駄なこと余計なことは一切しません。
古いワイナリーのため、手作業での作業も多いですが、その分ワインの状態をしっかりと確認しながら醸造しています。
私達が目指すワインは、特定の方が良さを感じる癖のあるワインではなく、オーソドックスに品種や気候の特徴香が出る、誰もが飲みやすいワインです。
ここにしかないぶどう、ワインづくりに挑み続ける
この創業者の意思は、90年以上の時を超え、現2代目、そして次期3代目と引き継がれています。
ワイナリーが位置する羽曳野市は、ぶどう畑と住宅地が混在する他にない景色の土地です。我々はぶどう、ワインをつくり続けることでこの土地を守っていきたいと考えています。
これからも、自然や畑とともに生き、ここにしかないぶどう、ワインづくりに挑み続けます。